
こんにちは、物語の主人公になれる絵本、BÜKIです。
BÜKIの『読む絵画教室』へようこそ。
『読む絵画教室』では、有名な画家について面白楽しくお伝えするよ!
今回はみーんな大好きな天才画家…!パブロ・ピカソについてお伝えするよ!…はじまりはじまり。
【純粋な疑問】ピカソって…何がそんなにすごいの??

大丈夫です、ちゃんとBÜKIがピカソさんのすごさ伝えますからね💦💦
天才の画家!と言われるとみなさんは誰を思い浮かべますか?「ピカソ!」と答える人が多いんじゃないでしょうか?とはいえ…こんな人もいるのでは?
「ピカソの絵を見て「うわぁー!とっても上手!」とは思わないんだけど…🥵」
「ピカソの絵って…子どもでも描けそう~🤭」
「その…ピカソって何がそんなにすごいの?🫠」
そんなあなたにBÜKIがお答えします!
ピカソと言えば「キュビズム!」と言う人は多いんじゃないでしょうか?🖼️
キュビズムについてもっとよく知りたいという人はこちらの記事を読んでみてね!
あの、のっぺりとした、立体感のない絵…。うまいのかな?いや、世界的に評価されているし…うまいのか?🥵なんて思いませんか?キュビズムが「うまい」か「うまくないか」はいろんな人や、判断基準によって異なるので何とも言えません。🤐ピカソって、まともに絵が描けるの~?なんてひねくれたことを思っちゃう人もいるんじゃないでしょうか?実は……ピカソって「とっても絵のうまい画家」なんです。🫠

この絵はピカソが15歳👨🎨のときに描き上げた絵画です🖼️!え!?15歳!?!?😲😲😲
そうなんです。ピカソは…幼い頃から絵の才能を開花させて、多くの人に「この子はいつかすごい画家になる…」と言わしめたのです…。🤭👏
●キュビズムとは?
キュビズムという絵画手法は描く対象物をいろんな視点から見たように幾何学的な形で捉え、平面の絵画に表すという手法です。(いやぁ~!難しい!!😿😿)
つまり、私たちは三次元に存在しているため、現実世界にあるものは📦立体物📦です。
立体物ということは、いろんな面があるってことですね!例えば📦立方体(キューブ)📦を考えてみてください。正面から見ていると見えないかもしれないけれど、🎲確かに6つの面があります🎲。
🎲サイコロで考えると1の面が見えているとき、6の面が見えませんよね?このように、人間でも風景でも、いかなる自然の立体物も、見る視点が変われば見える部分が、見える面が変わります🧍♀️🚶♀️。
この見ている視点によって見えているものが変わる、という特徴をとらえて、一つの絵に集約させようとしたのが「キュビズム」の考え方なんです。そのように描いていくと、描いた対象物が「🎲立方体(キューブ)🎲」に見えることから「キュビズム」という名前が付けられました🌟
ピカソはなぜこのような「すべての側面を描いちゃうぞ!」と思ったのでしょう?🤔具体的な理由というのは提示されていませんが、長らく伝統的な絵画手法で世界を描いてきたピカソは「現実を真似するだけの絵画」に対して反発心を抱いていたのかもしれません👏👏平面に描くこと、人間が見えたものを描くこと…そういったことを追求していくうちに、キュビズムにたどり着いたのかもしれません。
今までの価値観、今まで誰も思いつかなかったことをやっちゃった!という意味で、ピカソは「天才画家」なのかもしれませんね🎵
ほかの画家がピカソの絵を投げ飛ばして「このちくしょう!ぜんぶやりやがってー!🤬😡」と悔しがっていた、という逸話が残っているほど、ピカソは多彩で、最先端でとっても天才的な画家だったのです😎
描きすぎだよー!ピカソのいろんな時代のいろんな絵柄を紹介

知っていましたか?ピカソは制作した作品数が15万点にものぼり、「最も多作な芸術家」としてギネスブックに登録されているんです🙄😯。ピカソはその時の自分の感情や経験に紐づけて作品を作る人でした。そのためピカソの人生で起きている嬉しいこと😻、悲しいこと😿はすべて絵画に反映されていたんです。
そこでこの記事ではそんなピカソの生きざまを伝えてくれる、キュビズム前のピカソの作風の変遷をたどってみましょう!
青の時代

1901年から1904年は「青の時代」で知られています。当時ピカソは19歳の青年でした😯、人生は順調で、なんにも怖くない、そんな青年だったのでしょう。しかし、そんなピカソに大きな変化を及ぼす出来事が起きます。それは大切な親友の死です😨。この頃のピカソの絵は親友を失ったことへの悲しみを表すように悲しげで、寂しげで、孤独な絵画が多く残されています。青い絵具を使い、描く対象も家のない人など、孤独で不安げな人々を描いています。
バラ色の時代

寂しげな青年のピカソに、また大きな変化が起こりました👀!1904年から1906年は「バラ色の時代」と呼ばれています。🌱21歳ごろのピカソに恋人ができたのです🌱💛恋人ができて、幸せで楽しく、うれしい気持ちを表すように、ピカソの絵はそれまでの「青くて暗い色」から「赤」❤「黄色」💛といった柔らかくて暖かい色が増えました。描く対象もサーカス団の団員や女の子、子どものようにより生き生きとした対象に移っていきました。
アフリカ彫刻の時代

1906年から1908年頃になるとピカソは少しずつキュビズムに近づいていきます🚶♀️🚶♀️。この頃のピカソはアフリカ彫刻に強く影響を受け、アフリカ彫刻が見せる、幾何学的で、西洋的な絵画には見られない人間を簡単な形で表すその手法に魅了されていきました✨✨。こうして少しずつピカソはキュビズムへの道へたどり着いていくのでした🖼️🖼️🖼️。
多角的に物事を見るには?ピカソの目を手に入れる練習だ!

いろんな視点からモノを見るってどうするの?私には目が前にしかついてないから👀、後ろからとか斜めから見るなんて無理!そんな風に思いませんか?
そんな人に向けて、今回はピカソのように多角的に物事を見る練習をしてみましょう!
さぁ、お手元に何か描くものと紙を用意してね🌟
まずは真っ白な紙に、😉正面から見た人の顔を描いてみよう!目が中央らへんにあって、そうそう鼻👃と唇💋と…耳👂は両方見えているね?正面から見たとの人間の顔は、君が描いた通りの見た目をしているね!
では次に、横顔を描いてみよう!🦒🐗🦓🐴🦍横顔には目👀が何個ある?鼻👃はどんなふうに見える?唇💋はどうかな?耳👂は両方見えてる?それとも片方だけ?そう、横から見るのと正面から見るのではまるっきり違う見た目になるね!
正面の絵と、横顔を並べてみよう!見てごらん?こんなに見え方が変わる!!すごいね。この正面の絵と横顔を、一枚の絵に組み込むとしたら…いったいどうなっちゃうと思う!?
ピカソ流に!自画像を描いてみよう!キュビズムで描く自分の顔!

さて!ピカソのこともよーくわかって、その上多角的に物事を見る目も見についた!😉君もあとちょっとでキュビズムの天才画家になれるね。足りないのはあと一つ…。そう作品だ!🖼️
「多角的に物事を見る」の章で学んだことを使って、自分の顔を描いてみよう!☺
用意するのは鏡、紙と好きなペン、えんぴつ、クレヨン、もしくは絵具!(絵具を使う時は大人の人と相談してね💦)

え?ぼくの顔と君の顔じゃ全然違うから同じように描けないって??ご、ごめんね!
人間のキミのために人の顔でもピカソ流の自画像を描いてみるね!

同じように描いてみてね!!きっと素敵な自画像が描けるよ🎵
キミの想像力で世界を照らせ!新世代のキュビズムアーティスト!

いかがでしたか?上手にキュビズム流の自画像は描けたかな?😉
この描き方が気に入ったら、お父さん、お母さん、おじいちゃんやおばあちゃん、お友達や先生も描いてみよう!
描いていいかはちゃーんと許可をとってね!(ピカソは勝手に描いてモデルを泣かせたことがあるんだって😿)
キミもピカソみたいにたーくさん絵を描いて、天才画家になっちゃおう!!
千里の道も一歩から!というように、たくさん練習をしていけば少しずつピカソのような画家になれるよ🎵👩🎨👨🎨🧑🎨
絵を描くことについて、子どもに絵を描く方法を教えることについてどうすればいいかわからないなぁーと悩んでいる人はこちらの記事も読んでみてください🌟
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